イギリスに源を発するホームスパンは、なんと言っても手紡ぎ、手織りならではの軽く暖かい風合いが特長です。
ホームスパンと言えば やはり服地! 手紡ぎ、手織りで仕上げた服地で作った服を身にまとうのは格別なもの。
数ある工程の中で 糸紡ぎがその大半を占めるほど糸作りがとても重要なポイントになります。
糸の良し悪しで布の出来映えがほぼ決まります。
服地になると 1 ㎏ほどの羊毛を紡ぐことになります。 そしてその糸は常に同じ太さ、同じ撚り加減を保たないといけません。
今回は服地の紡ぎ方に焦点をあててローラグを作り、紡毛糸を紡ぎます。
服地に適する羊毛の選び方や織組織、色のミキシング、カード機のかけ方、筬目の決め方、織り方、仕上げ方法などレクチャーします。
(カードの状態で紡ぎやすさに影響がでるので あらかじめカードをかけた服地用羊毛 50gを用意しますのでスムーズに紡ぎに取り掛かることができます 服地のサンプル付き)
対象:紡ぎ経験者、紡毛機を用意できる方
10,000 円(材料費込)/定員 20 名 満席受付終了・キャンセル待ちのみ受付
持ち物:
紡毛機(ボビン2個)/ ハンドカード / 15号毛糸用編み棒1本(30㎝くらいのもの 玉がついていてもつかないものでもどちらでも可) / 筆記用具 / エプロン(※紡ぎ車電動の場合は、電源使用に制限があるため、相談の事)
プロフィール:
盛岡市生まれ
同志社大学文学部文化学科美学・芸術学専攻卒業後、蟻川紘直に師事し ホームスパンを学ぶ
1982~1994年 滴翠美術館染織研究所(兵庫県芦屋市)ホームスパン教室講師
1988年 京都 自宅にて染織教室 森工房 開設
1989年 日本民藝館展入選
2000年~ 伊丹工芸クラフトセンター(兵庫県伊丹市)ホームスパン教室講師
1999~2002年 染織α(染織と生活社)にて「ホームスパンの技法」連載
2002年 「ホームスパンテクニック」 出版(染織と生活社)
2004年 京都より岩手に移住
2014年 「ホームスパンテクニック」再版(復刊ドットコム)
現在 盛岡市近郊の滝沢にて染織教室 森工房を主宰
個展・グループ展など各地(京都・神戸・西宮・岡山・倉敷・松山・・・)にて開催